| 品 種 |
主な産地 |
特 徴 |
| 出羽燦々(でわさんさん) |
山形県 |
1985年に県立農業試験場庄内支場にて美山錦/華吹雪(青系酒97号)を交配、その後代から「山形酒49号」を選抜し、「出羽燦々」と命名。
山形県は「出羽燦々100%使用、山形酵母使用、山形県開発の麹菌オリーゼ山形使用、純米吟醸酒、精米歩合55%以下」の5条件を満たす県産酒に「純正山形酒DEWA33」というブランドを公認する制度を導入した。 |
| 出羽の里(でわのさと) |
山形県 |
1994年、地方自治体による開発。同県立農業試験場庄内支場にて吟吹雪/出羽燦々を交配、2004年県の認定品種に採用、同年に品種登録申請。出羽燦々のさらなる改良を狙ったもので、同種より玄米品質は優るが、収量性がやや低くなった。 |
| 酒未来(さけみらい) |
山形県 |
1999年、民間機関開発。高木酒造の高木辰五郎が山酒4号/美山錦を交配して育種。 |
| 羽州誉(うしゅうほまれ) |
山形県 |
2000年、民間機関開発。高木酒造の高木辰五郎が美山錦/玉龍F10を交配し18年の歳月をかけ確定。短稈で耐寒性にすぐれ、米は大粒で円盤状心白を備えている。 |
| 雪化粧(ゆきげしょう) |
山形県 |
山形県の育成品種。「アキユタカ」×「び系94 号」を交配。耐肥性が優れ、多収である。白米吸水性や消化性に優れ酒造用掛米に適している。やや大粒で腹白粒が発生しやすい。 |
| 亀の尾(かめのお) |
山形県 |
在来種。原表記は「亀ノ尾」。代表的酒米と考えられやすい亀の尾であるが、1951年施行の農産物規格規程によれば一般米に区別される。1893(明治 26)年に在来種惣兵衛早生から、阿部亀治によって選抜された。当初は「新穂」「神穂」「新坊」などと呼ばれたが、やがて選抜者の名前の一字を取り「亀ノ王」という名称案が考えられた。しかし「あまりに恐れ多い」との本人の意見からこの名称となる。農林1号、コシヒカリ、ササニシキ、五百万石、たかね錦など戦後日本の代表的なコメの種類はほとんどがこの後代にあたる。酒造適正米としても現在も多く用いられる。 |
| 五百万石(ごひゃくまんごく) |
新潟県 |
1956(昭和31)年、地方自治体による開発。同県農業試験場にて亀の尾の後代にあたる新200号と、雄町=渡船の後代にあたる菊水を交配させることによって誕生。そのころ新潟の米の生産高が五百万石を突破したことを記念してこのように命名された。いわゆる「フルーティーな香り」を醸し出す代表的品種で、1980年代以来、吟醸酒ブームの立役者となっている。 |
| 愛山(あいやま) |
兵庫県 |
1941年、地方自治体による開発。同県立明石農業改良実験所にて愛船117/山雄67を交配、太平洋戦争を経て1949年に育成固定。現在も現役で単米酒などに使用される。 |
| 美山錦(みやまにしき) |
長野県 |
1972年、農林水産省による開発。農林省農業技術研究所にてたかね錦の乾燥種子に30Krのγ線を照射して突然変異を起こさせ、長野県農事試験場にて第2世代の個体選抜を実施、そののち系統育種で選抜固定を行ない、1976年に「信放酒1号」という系統名を与えてさらに検討を加えた結果、1978年に第7世代で長野県の奨励品種に採用され「美山錦」と命名された。長稈穂重型で穂数は少なめ、耐肥性に強く耐冷性に秀でる。以後、冷涼な他県のための新しい品種を生み出す親株となっていく。山形県の出羽燦々、岩手県の吟ぎんが、秋田県の秋の精、福島県の夢の香などはみな美山錦の子孫にあたる。 |
| 改良信交(かいりょうしんこう) |
秋田県 |
1959年、地方自治体による開発。同県立農業試験場にてたかね錦(信交190号)より二次選抜して命名された。いわば「改良たかね錦」である。 |
| 雄町(おまち) |
岡山県 |
1859(安政6)年、備前国上道郡高島村雄町の岸本甚造が発見、1866(慶応2)年に「二本草」と命名、これが現在の備前雄町の直系の祖であり、そこから1922年に純系分離されたものが雄町である。以後、岡山県を中心に普及したが、戦後は衰え1970年前後には作付け面積が6haにまで減少したが、1990年代以降ふたたび需要が急速に高まっている。栽培地によって備前雄町、赤磐雄町、讃州雄町、広島雄町、兵庫雄町、畿内雄町、船木雄町、比婆雄町、改良雄町など多くの枝種がある。 |
| まなむすめ |
宮城県 |
1997年、古川農業試験場で、ひとめぼれとチヨニシキの交配で誕生。冷害や病気に強く収量が多い。 |